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僕らの事情。 デイヴィッド・ヒル  



◆ひとことストーリィ
15歳の少年ネイサンが語る、親友の筋ジストロフィーという病気で車椅子生活を送るサイモンとの日々。ニュージーランド発の青春小説。

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◆気ままな読書感想
いやぁぁ面白かった。青春時代なんて言葉は恥ずかしくて使いたくないけど、大人になりかかっている世代特有の出来事や感情が良く伝わってきて、戻りたくないけど忘れたくない気持ちにさせてくれる小説。
この世代がテーマの小説って有名なものがいくつかあるけど、どれも自分がこの年代に読んでいたとしてもいまいち理解できなかったと思う。年齢を重ねてきたからこそ、こういう小説を楽しめるというのは嬉しいことかも。
それにしても主人公のネイサンはいい男になるだろうなぁ~。もうすぐ死ぬと自分でも良くわかっているから早く成長できた親友の傍にいつもいて、恥じることも知っていて、他人の気持ちに同調できて、ユーモアも力を抜くこともできて、自分がとても「普通」で無力なことも実感している。たいていの人間が大人になってからわかることをこの年代で経験しているというのは大きいと思う。またネイサンのことをきちんと誉める周りの大人たちも素敵だ。言葉に出して「あなたは素敵な子」と言われて育った経験を持つのは幸せなことだ。
この本には良い人や良い事(それは悲しい出来事かもしれないけど)しか出てこなくて、現実というのはきっともっと辛いものなのだろう。だけど、主人公ネイサンの目を通して見た世界はきっとこの本の通りの世界なのだ。そうやって生きている人もいる、そんな風にも生きられると思わせてくれる本当に素敵な小説だった。

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